いまコロナ禍で資格や免許取得の需要が高まっていると言われています。
理由としては在宅の時間が増え、新しいことへチャレンジするチャンスが増えたことと、景気悪化懸念により膨らんだ雇用不安が原因だと考えられています。
みなさんはSDGsにも検定があることご存じでしょうか?
今回はいま需要が増えるSDGsを資格として取得することができるSDGs検定についてご紹介します。
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SDGs検定とは
「SDGs検定」とは、「一般社団法人SDGs推進士業協会」が主催している検定です。SDGs推進士業協会は理念として「士業の力を集結し、持続可能な世界を実現」を掲げ、『士業の力を結集し、持続可能な世界を実現する』という使命のもと、SDGsが掲げる目標に貢献しています。
「SDGs検定」はSDGsの普及促進を目的に、SDGsの基本的な理解から世界で起こっている課題やその取り組みに関する幅広い知識の習得を目指しています。
SDGs検定を受ける4つのメリット
メリット① 現代社会に詳しくなれる
SDGs検定の出題範囲は、SDGsに関する問題だけでなく、SDGsにまつわる世界の課題
など多岐にわたるため、現代社会に詳しくなれるというメリットがあります。
この検定を受験することで、SDGsそのものの理解が深まることはもちろんのこと、現在の世界情勢の理解は必須なので、ESG投資、パリ協定などを背景とした企業の環境や社会への責任など横断的な知識を身につけることができます。
メリット② 仕事の幅が広がる
SDGs検定を所有していることで新しいプロジェクトの中心になれる可能性があるのはもちろんのこと、サスティナブル部署のような部署に異動できる可能性も出てきます。
企業の中では今後の活動やサービスの展開のためにSDGsの推進を進める部署を新たに立ち上げる動きを見せているところも多く、まだ実務家の有識者が少ない分野なので、先行者優位を掴める可能性は大いにあります。
メリット③ 社外での活動の幅が広がる
SDGs経営の浸透率はまだ日本で高くないため、企業の枠を超えたセミナーやワークショップなどでの交流が多く行われています。
SDGsという共通の話題を持つことで、普段なら関わることない社外の方々、特に異業種との交流のチャンスをもてます。
メリット④ 就職活動で有利になる
今後SDGsに取り組みたいと考える企業が多い日本では、就職活動または転職活動の際にSDGsについての詳しさをアピールできるSDGs検定は非常に強力な武器になります。
また近年では資格の欄に記入できるだけでなく、エントリーシートの設問としてSDGsに関する知識が問われるものがあったり、面接でSDGsに関する考え方を問われることも少なくないため、SDGsに関する知識を付けることは大きなアドバンテージに繋がります。
SDGs 人材についての記事はこちら▼
SDGs検定合格のための3つのポイント
ポイント①SDGs検定の問題数・配点・試験時間など
問題数 | マークシート 50問 |
受験料 | ¥5,500 |
試験時間 | 10:30~12:00 |
開催時期 | 第1回 2019年10月20日(日)
第2回 2020年2月9日(日) 第3回 2020年6月21日(日) (新型コロナウイルスの影響で2020年11月15日(日)に延期) 基本的に3か月に1回程度の開催頻度 |
開催場所 | 第1回・・・東京、大阪
第2回・・・東京、大阪、名古屋、福岡 |
合格水準 | 100点満点中70点 |
参考:https://jqos.jp/minkan/sdgskentei
ポイント②SDGs検定の試験範囲
問題の構成としては基礎問題60%、応用40%程度で、SDGs検定の出題の範囲は予め掲載されています。
①SDGsとは
②SDGs採択までの歴史や現在の動向 ③SDGsの内容(17のゴールや169のターゲットなどに関する事項) ④世界の課題を知る ⑤環境問題のみならず、世界の貧困・飢餓・福祉などの課題をSDGsの17のゴールと関連させて出題 ⑥誰がSDGsに取り組むのか ⑦SDGsのゴールを誰がどのように取り組んでいくのかについて、SDGsの基本的理解をしたうえで、応用力を試す出題 |
全問マークシート問題ですが、5択の問題が多く、ボリュームが多いのが特徴です。
またマークシートの回答数は50個ですが、問題数は50個ではなく、1問に対して回答が2個以上のものも複数あるため、しっかりとした理解が必要です。
参考:https://lmoblog.com/sdgs-license-roadmap
ポイント③SDGs検定合格のための参考書
SDGs推進士業協会が公式に推奨している参考書の3選です。
1:『SDGsビジネス戦略 企業と社会が共発展を遂げるための指南書』
(ピーターD.ピーダーセン、竹林征雄 著 日刊工業新聞社 出版) 2:『SDGs(持続可能な開発目標)』 (蟹江宣史 中公新書 出版) 3:『未来を変える目標SDGsアイディアブック』 (一般社団法人Think the Earth) |
どの本もSDGsの基礎から出題傾向としてあげられている「SDGs採択までの歴史や現在の動向・SDGsの内容(17のゴールや169のターゲットなどに関する事項)・世界の課題を知る・環境問題のみならず、世界の貧困/飢餓/福祉などの課題をSDGsの17のゴールと関連させて出題 ・誰がSDGsに取り組むのか・SDGsのゴールを誰がどのように取り組んでいくのか」についてを網羅しているものです。
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参考:https://lmoblog.com/sdgs-license-roadmap
SDGsとは
SDGsは「Sustainable Development Goals」の略称です。日本語では「持続可能な開発目標」と表されます。
2015年9月の国連サミットで採択されたSDGsは、2016年から2030年までの15年で達成すべき17のゴールと169のターゲットで構成されています。
SDGsでは経済や環境、社会の課題が幅広く取り上げられ、持続可能な社会を築き上げるために、国連が主導してさまざまな取り組みが広がっています。
SDGs CONNECTでは、SDGsの各目標ごとに解説記事を公開しています。
▼各目標の詳細は以下の画像をクリック
▼SDGsについて詳しくはこちら
まとめ
今回はSDGs検定について紹介しました。
SDGsの知識をつけることは今後の社会において必ずみなさんの強みになってくることだと思います。
これを期にSDGsについて深く勉強し、SDGs検定を取得してみるのもいいかもしれません。