【更新日:2021年2月24日 by おざけん】
新たな都政の長期戦略の検討を進めてきた東京都は2021年2月12日、「『未来の東京』戦略」(案)を取りまとめ、柱となる「東京ベイeSGプロジェクト」を立ち上げたと発表した。
「東京ベイeSGプロジェクト」は商業施設や物流ターミナル、東京オリンピック関連施設などの魅力を持つ有明やお台場などのベイエリアを活用し、ポストコロナの世界において大都市のモデルとなる「自然」と「便利」が融合する持続可能な都市を目指す。
「東京ベイeSGプロジェクト」のドラフトでは以下の4つの大きな戦略が掲げられ、SDGsの目標11「住み続けられるまちづくりを」をはじめとしたSDGsの各テーマにも関連したものになっている。
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「東京ベイeSGプロジェクト」のドラフトでは、東京を世界のモデル都市にしていくため、3つのステップを想定。まずは「ベイエリアから最先端を取り戻す」のコンセプトのもと、2030年までにステップ1として交通インフラの整備やグリーンファイナンスを活用したプロジェクトを展開していく予定だ。
2030年以降はステップ2、ステップ3として脱炭素化やデジタルイノベーションをすすめるほか、将来的には地下空間や海中などあらゆる場所で生活できる「22世紀型」のまちが掲げられている。
長期戦略案は3月13日までパブリックコメントを募集。さらに有識者ヒアリングなどを経て、2021年3月末に「東京ベイeSGプロジェクト」を正式に発表する予定だ。
SDGs CONNECT ニュース/イベントライター。立教大学でジャーナリズム論を主に研究。記事執筆の傍ら、陶芸制作にも取り組んでいる。好きな食べ物はメロン。