【更新日:2021年2月17日 by おざけん】
引用:日本における「働きがいのある会社」ランキングホームページ
Great Place to Work Institute Japan(GPTWジャパン)は2月16日、2021年版日本における「働きがいのある会社」ランキングを発表した。
同機関はランキング参加企業の従業員向けと企業向けの2種類のアンケート結果を点数化し、一定レベルを超えた会社を「働きがいのある会社」としている。大規模部門(従業員1000名以上)、中規模部門(従業員100~999名)、小規模部門(従業員25~99名)の3つの部門で選定を行った。
大規模部門1位を獲得したのはシスコシステムズ。2位はセールスフォース・ドットコム、3位はディスコだった。
中規模部門1位はコンカー。2位はサイボウズ、3位はCKサンエツ。小規模部門1位はフラッグシップオーケストラ。2位はダイレクトマーケティングミックス、3位はENERGIZEという結果になった。
引用:日本における「働きがいのある会社」ランキングホームページ
GPTWジャパンによると、新型コロナウイルスの感染拡大が続く中で行われた2021年版調査では、2020年度調査から調査を継続した企業群(205社)について従業員数の意識の変化が確認された。全体では多くの設問で改善傾向が見られ、特に「働きやすい環境整備」の改善幅が大きかった。テレワーク推進の影響が大きかったと見られている。
一方で、「総合的な働きがい」だけが前回の調査から低下した。総合的な働きがいが高い組織と低い組織の差は、”経営・管理者層の言行が一致している”などといった「信用」と”安心して働ける環境がある”などに代表される「尊重」の項目にあるという。
働きがいのある会社では、従業員が働きやすい環境の整備だけではなく、従業員を不安に感じさせない情報発信や、職場の人間関係を良好にする取り組みが積極的に行われている。SDGs目標8「働きがいも 経済成長も」の達成には、ニューノーマルにおける「信用」と「尊重」を意識した組織づくりがキーポイントになるかもしれない。
SDGs CONNECT ニュース/イベントライター。立教大学でジャーナリズム論を主に研究。記事執筆の傍ら、陶芸制作にも取り組んでいる。好きな食べ物はメロン。