日本マイクロソフト、デジタル人材育成に向けた協業を開始| 日本のDX推進に向け、新たに2万人のデジタル人材創出か

#DX#SDGs目標8#SDGs目標9 2021.07.19

この記事をSNSでシェア!

【更新日:2021年7月19日 by 佐野 太一

日本マイクロソフトは7月19日、パーソルグループのパーソルイノベーションと日本のDX推進を目的とした協業を開始することを発表した。

パーソルイノベーションが提供している法人向けオンラインコーチングサービス「学びのコーチ」をリスキリングのプラットフォームとして活用しながら、日本のDXを推進できるデジタル人材の創出を目指す。

リスキリング・・・新しい仕事に就く場合や、今と全く違う業務を行う場合に速やかに対応できるように、企業が従業員に必要なスキルを獲得させること。

この協業は以下の3つの取り組みを軸としている。

【コーチングを通じた「学び」】
「学びのコーチ Microsoft Skilling Partner プログラム」の提供
【コミュニティを通じた「学び」 】
Microsoft「スキルチャレンジ」と「学びのコーチ」の協業
【より良い「学び」の研究 】
Microsoft キャリアマップの共同研究・開発

日本では、デジタル人材の不足感が高まっているが、これは企業における学びの機会提供が未だに不十分であることと、日本人の自律的な学びが不足していることに起因する。

このような状況を受け、日本マイクロソフトとパーソルイノベーションは、日本のDX推進に貢献するにはテクノロジーに関する豊富な知識、キャリアパス、プログラムを多くの人に届けることが最も重要であると考え、協業を開始した。

日本マイクロソフトは、デジタル人材の育成を継続的に推進し、2023年までに、15万人のクラウド&AIにおける認定資格取得者の創出を予定しているが、本協業を通じて 2025年までにデジタル人材を新たに 2万人創出することを目指している。

法人向けオンラインラーニング「学びのコーチ」

DXは、データやデジタル技術を駆使し、組織や事業を変革し、企業の競争優位性を高めるという概念。(経済産業省による定義より)

持続可能な社会を実現するためにも、データやデジタル技術の活用が求められており、SDGs 目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」だけでなく、目標8「働きがいも経済成長も」をはじめとした複数の目標に貢献する。

▼DXについて詳しくはこちら

SDGsが注目される今、企業にはDX推進を通じてビジネス面だけでなく社会的にも企業を変革していくことが求められている。世界をリードするマイクロソフトが今度DXを通じてどのように社会を変革するのか、注目していきたい。

この記事をSNSでシェア!

  • ダミータイトル

  • ランキング

    サイボウズ、日経新聞に”お詫び”広告を掲載|自社と社会における多様性に問題提起

    《必見》SDGsと建築|実際の事例を建築ガイドに沿ってわかりやすく紹介

    《徹底解説》「SDGsは胡散臭い」と言われる理由|原因から解決法まで徹底解説

    新着記事

    これからPRの鍵はひとりよがりにならないこと|サニーサイドアップがPRを超えて取り組むソーシャルグッド

    SDGsの基礎知識

    《徹底解説》今、注目を集める再生可能エネルギーとは|SDGsとの関係性も解説

    もっとみる

    おすすめ

    世界の発電源、再生可能エネルギーの割合が約4割に|国際再生可能エネルギー機関が報告書を公開

    消費者庁、食品ロス削減推進大賞受賞者を発表|日本の消費者一人ひとりに広がる取り組み

    JICA、廃棄プラスチックを無くす国際アライアンスとの連携を開始|国際協力によるプラスチック廃棄物管理体制の構築へ

    GPIFが「優れた統合報告書」を発表|日立製作所やミネベアミツミなどが選出