《必見》SDGsを「宣言」することの意味|企業の宣言や個人でもできる宣言とは

#ジェンダー#ビジネス#地方創生#学校 2021.09.16

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近年、SDGsへの注目の高まりとともに、SDGsに取り組む企業が増加しています。あわせて、対外的にSDGsに取り組んでいることをアピールするために「SDGs宣言」を行っている企業も増加しています。

SDGsに取り組むと宣言することで、外部のステークホルダーともさらに連携を深め、本質的にSDGsに取り組んでいくことができます。

この記事では、「SDGs宣言」に焦点をあて、SDGs宣言とは何か、どのような企業がSDGsを宣言しているかなど幅広く紹介していきます。

SDGs宣言とは

「SDGs宣言」とは企業や学校、自治体などの団体がSDGsに取り組むことを誓い、社内や社外に公式に発表する宣言書を指します。

SDGsに対する姿勢や取り組み内容を発信できる方法としてSDGs宣言を公表する企業が増えています。

SDGs宣言をするメリット

SDGs宣言をするメリットは「取り組みについて多くの人に知ってもらえる」という点にあります。

企業のHPなどで公式的にSDGsの取り組みを紹介することで、顧客だけでなく、企業の取り引き先や投資家、就活生などに自社のSDGsの取り組みを知ってもらうことができます。

商品の購入や就職先の選択、投資先の決定などに今後欠かせない要素となるSDGsの取り組みを多くの人に知ってもらうには、SDGs宣言を行ない、公式に活動をアピールしていく必要性があります。

SDGs宣言をしている企業

企業① 百五銀「行百五銀行グループSDGs宣言」

百五銀行では、2019年10月21 日にSDGs宣言を制定しています。
地域環境の保全や地域経済の発展などの地方銀行らしい地域に密着した取り組みを中心に、5つの重点課題を設定し、その取り組みについての宣言をしています。

百五銀行ではPDFでその宣言を紹介しています。

詳しい宣言の内容についてはこちら▼
20191021_01.pdf (hyakugo.co.jp)

参考:https://www.hyakugo.co.jp/news/img/20191021_01.pdf

企業② KOSE

コーセーでは、自社HPにてサステナビリティ方針としてSDGs宣言を行なっており、自社のポリシーやどのようなことを目標にしていくかなどをまとめたPDFを配布しています。

そのPDF内では上の図のように自社のサステナビリティ活動の目標をどのように立てるかなどを誰もが見られるようになってい、取り組みの透明化に特化して公的に宣言している企業になっています。

「SDGs日本モデル」宣言

「SDGs日本モデル」宣言とは

「SDGs日本モデル宣言」とは、地方自治体が国や企業、団体、学校・研究機関、住民などと連携して、地方からSDGsを推進し、地域の課題解決と地方創生を目指していくという考えや決意を示すものです。

官民連携パートナーシップ、民間ビジネスの力、次世代・ジェンダー平等の大きく3つの柱で構成され、政府が策定した「SDGs実施指針」及び「SDGsアクションプラン2020」にも位置付けられています。

この宣言は2019年1月30日、神奈川県が、横浜市、鎌倉市との共催、他のSDGs未来都市の協力も得て開催した「SDGs全国フォーラム2019」において、全国93自治体の賛同を得て発表されたものです。

「SDGs日本モデル」宣言賛同自治体

SDGs日本モデルに賛同している自治体は362あり、その内の42が都道府県、320が市区町村になっています。

このように北海道から順にSDGs日本モデルに賛同している自治体をPDFとして一覧にまとめているサイトはこちらから▼
https://www.city.shiga-konan.lg.jp/material/files/group/4/model_jichitai_210116.pdf

個人でできるSDGs宣言

みんなの行動宣言

みんなの行動宣言とは、ユニセフが運営するSDGs CLUBで行なわれている一般人がSDGsを宣言することができる掲示板のようなものです。

ペンネームで気軽に投稿することができ、自分がどのような未来を作りたいか、どんなSDGsの取り組みをしたいかを多くの人と共有することができます。

自分で関連するSDGsの目標を選ぶことができるのでさまざまな宣言が集まります。

参考:https://www.unicef.or.jp/kodomo/sdgs/mysdgs/

みんなのSDGs宣言

みんなのSDGs宣言は、SDGsの活動を学校教育に活用できるプログラムです。
総合的な学習・身近な活動を通して児童・生徒に「持続可能な世界を築くにはどのようなことを行えばよいのか」を考える機会を与えてます。

一人ひとりに記入用紙を渡し、自分たちが住んでいる地域や学校などの『もっとこうなれば良い、こうすれば良いのに』といった課題を与えられ、その課題に対する解決策を考え、記入します。

それをクラスでディスカッションし、クラス全体の宣言としてまとめ実践するのがこのみんなのSDGs宣言です。

参考:https://www.naganosdgs.jp/approach/declaration

まとめ

今回はSDGs宣言についてご紹介しました。

SDGs宣言は企業や自治体のものだけではなく、個人として世界に宣言できる機会も与えられています。

これを機会に自分がどのような取り組みをしたいかを考えて、共有してみてはいかがでしょうか?

SDGsとは

SDGsは「Sustainable Development Goals」の略称です。日本語では「持続可能な開発目標」と表されます。

2015年9月の国連サミットで採択されたSDGsは、2016年から2030年までの15年で達成すべき17のゴールと169のターゲットで構成されています。

SDGsでは経済や環境、社会の課題が幅広く取り上げられ、持続可能な社会を築き上げるために、国連が主導してさまざまな取り組みが広がっています。

SDGs CONNECTでは、SDGsの各目標ごとに解説記事を公開しています。

▼各目標の詳細は以下の画像をクリック

▼SDGsについて詳しくはこちら

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