【更新日:2021年8月19日 by 佐野 太一】
Recursiveは8月17日、同社のミッションに共感し、共に持続可能な社会の実現に挑戦するパートナー企業にAIソリューションを無料で提供するプログラム『サステナビリティ・チャレンジ2022』を開始した。
2021年10月中旬までNPO、地方自治体、中小企業からの応募を受け付ける。技術的な実現可能性やSDGsに対してどれだけのインパクトがあるかを評価し、一社を選抜。選ばれた企業・団体は、アイデア実現に向けた共同PoC(実証実験)開発を無料で実施できる。
同社は、SDGsに関連する以下の課題に取り組む企業・団体を募集している。
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Recursiveは、『Build a fairer more sustainable society』をコーポレートフィロソフィーとし、数々の企業とサステナビリティを実現するための事業開発や研究を行う企業だ。
SDGsに焦点を当てたAI/SDGsコンサルティングを通じて、廃棄物を出さないための効率的な生産ラインや、プラスチック廃棄物を減らすための革新的な素材などを提案している。
なお、2021年4月には、AIを活用したサステナビリティの取り組み方や、効率的な技術開発の進め方などについて解説したホワイトペーパー「AI for sustainable innovation」を無償公開している。
▼「AI for sustainable innovation」について紹介した記事はこちら。
『サステナビリティ・チャレンジ2022』のスケジュールは以下の通り。
〜2021年10月15日:応募受付 2021年10月15日〜2021年12月1日:応募内容の審査 2021年12月1日~2022年1月1日:選抜企業・団体の発表、オンボーディング 2021年1月1日~2022年6月1日:共同PoC開発 |
SDGs目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」では、「さまざまなパートナーシップの経験や資源戦略を基にした、効果的な公的、官民、市民社会のパートナーシップを奨励・推進する」ことがターゲット17.17として掲げられている。
民間企業や団体それぞれの強みを生かした連携が今後増えていけば、SDGs達成に向けた大胆な取り組みが見られるようになるかもしれない。
『サステナビリティ・チャレンジ2022』の応募詳細はこちら【参照ページ】https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000078033.html
SDGs CONNECT ニュース/イベントライター。立教大学でジャーナリズム論を主に研究。記事執筆の傍ら、陶芸制作にも取り組んでいる。好きな食べ物はメロン。