【更新日:2021年9月29日 by 大森令賀】
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世界で初めてオンラインによる写真のライセンスビジネスを始めたGetty Imagesは9月末、4回目となる「#ShowUs」助成金プログラムの応募受付を開始した。
「女性のありのままの姿を見せることで、美に対する固定観念を変えていく」ことをミッションに、2019年にGetty ImagesとDoveが協同で立ち上げた「#ShowUs」プロジェクトは、従来のイメージに捉われない女性のありのままの姿を写し出した14,000点以上の素材を集めたコレクションだ。その写真を世界各地の企業やメディアにライセンス販売することで、Getty Images は偏った固定観念を打破することに挑戦している。
Getty Imagesが主催する「#ShowUs」助成金プログラムは、性自認が女性またはどちらでもないノンバイナリーのフォトグラファーや映像制作者の活動を支援することを目的としている。
「#ShowUs」助成金プログラムはこれまでに3度実施されており、前回のテーマは「リーダーシップ」。60名以上の応募の中から選ばれた受賞者2名に対し、5000ドルずつ合計10,000ドルが支給される。
受賞者は以下の2名。
・Zula Rabikowska
ポーランド人の写真家で、現代の中東欧におけるジェンダーアイデンティティに焦点を当てて表現している。
・Alex Sanche
フロリダ州マイアミで生まれ育ったドキュメンタリー写真・映像家。さまざまなバックグラウンドの家族に目を向け、「母性とは何か」を問いかける。
4回目となる今回のテーマは、「ボディ・ポジティブ」。このテーマに沿った包括的なビジュアルコンテンツを制作することを目的としたプロジェクトを募集する。応募者のうち2名に対し、5000ドルの助成金が給付される。
応募期間や要項は以下参照。
・応募期間:2021年9月16日〜10月25日16時59分(日本時間)
・応募方法:応募サイトよりオンラインで応募
応募サイトはこちら
・応募条件:プロフェッショナルとしてのキャリアが3年未満の、性自認が女性またはどちらでもないノンバイナリーの写真家、映像制作者
・応募要項(公式英語サイトより応募。応募は日本語でも可能。)
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「女性はこうあるべき」という世間のイメージを打破するこのプロジェクトは、SDGs目標5「ジェンダー平等を実現しよう」に貢献する。ジェンダーに捉われないジェンダーレスな社会を目指す1つの取り組みとして期待したい。